下痢の外的要因から身体の内側に起こる反応
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腸内環境を整えたい方、便秘・冷え・むくみにお悩みの方に寄り添う施術を提供しています。
お腹の不調には便秘のほかに下痢もあります。
下痢は一時的なものであれば、身体が毒素を排出する自然な働きとも考えられます。
しかし、続くようであれば、原因を見極めて対応する必要があります。
便が腸内に滞らない分、便秘よりはまだましとも言えますが、
長引く下痢は精神的にも身体の機能的にもつらい症状です。
今回はそんな下痢の症状に焦点を当てて、深堀していきたいと思います。
【下痢の外的要因から身体の内側に起こる反応】
下痢には「外的要因」と、
それによって生じる「身体の内側で起こる反応」があります。
主な「外的要因」として、
①食べ物と②ストレスが挙げられます。
それぞれ少し深堀していきます。
①食べ物による影響(消化・吸収不良)
食物の分解が不十分な場合、小腸に未消化物が残留し、腸の神経や免疫の反応が過剰に高まることがあります。
その結果、腸管腔内の電解質が陽性側に偏り、浸透圧が上昇して、間質液から腸管腔内へ水分が移動し、下痢を引き起こします。
特に、小麦や乳製品など一部の食品は、人によって消化酵素が不足しているため、消化・吸収不良を起こしやすい傾向があります。
こうした神経や免疫の過剰反応は、胃腸の通常の働きを妨げる要因にもなります。
② ストレスによる影響(腸の機能低下)
ストレスも腸の働きに大きく影響します。
身体的ストレス、環境的ストレス、心理的ストレスなどが交感神経を刺激し、
腸の血流や蠕動運動のバランスを乱します。
~身体的ストレス~
睡眠不足、過労、怪我や病気、慢性的な痛み、
栄養不足や偏食、運動不足または過剰運動、
ホルモンバランスの乱れ(生理や更年期など)、
~環境的ストレス~
騒音や光などの物理的刺激、温度や湿度の極端な変化、
大気汚染や化学物質の影響、住環境の変化(引っ越し、通勤、旅行)、
社会的・経済的な圧力(仕事の締切、経済的不安)、
~心理的・認知的ストレス~
過度な情報の処理(スマホ・PC・ニュース)、
自己評価の低下や完璧主義、
未来への不安、将来設計の悩み、
トラウマの再体験や思い出、
生活リズムの乱れによる不安定感
職場や家庭での人間関係、
~ライフイベントによるストレス~
結婚、離婚、転職、昇進、
家族やペットの死、
出産や子育て、介護、病気や手術 などなど、、、
①食事と②ストレスなどの外的な要因の結果として、
消化不良⇒未消化物残留⇒腸神経・免疫の過剰反応⇒
電解質バランス(陽性側↑)⇒浸透圧上昇⇒水分が腸内に移動⇒下痢発生
このように
神経や血流、酵素の働きを通じて
身体の内側の反応を引き起こし、
下痢という形で現れます。
次に、
「身体の内側で起こる反応」を少し具体的に見ていきます。
①腸内細菌のバランス異常(ディスバイオシス)
食事の内容によって、またストレスによっても腸内細菌のバランスが変化します。
善玉菌が優勢な場合、短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)が産生され、
大腸管内での水分バランスが安定しやすくなりますが、
悪玉菌や有害菌が優勢な場合、
アンモニアやスルフィドなどの陽性イオンを伴う物質が増え、
大腸管内の浸透圧が高まり水分が集まりやすくなります。
結果として、有害菌の増殖や善玉菌の減少により腸内発酵が過剰になると、
水分やガスの量が増えて下痢が起こりやすくなります。
②腸管粘膜の炎症性反応
神経と免疫の過剰反応により腸管粘膜に炎症が起こりやすくなります。
そのため水分吸収が低下して下痢に。
感染症だけでなく、ストレスや食事でも起こります。
③電解質・浸透圧の異常
外的要因により Na⁺ や K⁺ などの陽性イオンが増加したり、
腸管内の HCO₃⁻(重炭酸イオン)が減少したりすると、
小腸で 相対的に陽性電解質過多 の状態が生じます。
この状態では腸管内の浸透圧が高まり、水分が引き込まれやすくなります。
さらに、小腸で生じた陽性電解質過多は大腸にも引き継がれ、水分動態に影響を与えます。
さて、
これまでの流れの中で何度も出てきた「⁺(陽性イオン)」や「⁻(陰性イオン)」。
これらは電解質のことで、水に溶けイオン(⁺・⁻)として存在し、
細胞の内と外での水分や浸透圧の調整、神経の伝達、筋肉の収縮など、
生命活動に欠かせない働きをしています。
腸においても例外ではなく、
電解質のバランスが少し崩れるだけで、水分の移動が変化し、
吸収と排出のリズムが乱れてしまいます。
つまり、下痢や便秘の背景には、こうした電解質の微妙な偏りが関係しているのです。
次回は、この「電解質とは何か?」という基本から、
⁺と⁻のバランスがどのように腸の水分に影響するのか――
分子レベルの視点で、下痢のメカニズムをさらに深掘りしていきたいと思います。
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