睡眠と腸の関係 ~質の良い眠りをつくる7つのポイント~
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腸内環境を整えたい方、便秘・冷え・むくみにお悩みの方に寄り添う施術を提供しています。
最近、
「眠りが浅い」
「夜中に目が覚める」
「朝スッキリ起きられない」
といったご相談が増えています。
眠れない原因は、夜だけの問題ではありません。
実は、朝から夜までの“1日の体の使い方”が、夜の睡眠に大きく影響しています。
特に、私たちが普段あまり意識しない「腸」の働き。
これが、ぐっすり眠るための“土台”になっています。
今回はそのポイントを7つに絞ってまとめました。
① 睡眠の質を上げたいなら「朝昼」と「夜」の体の使い方が大事
ぐっすり眠るためには、
・朝昼の活動(動く・食べる・光を浴びる)
・夜の過ごし方(休む・リラックス・光を減らす)
この両方のバランスがとても大切です。
特に「朝の光」は、脳内系自律神経をリセットし、夜の眠りに向けた準備を整える重要なスイッチ役です。
🌞→🧠 光の情報が脳に届くまでのざっくりルートは…
✅ ① 網膜(目)
👉 外からの光をキャッチ!
✅ ② 視神経(optic nerve)
👉 光の信号を脳へ送るケーブルみたいなもの。
✅ ③ 視交叉(optic chiasm)
👉 左右の視神経が一部クロスする場所。
👉 ここで情報が左右の脳に振り分けられる。
✅ ④ 視交叉上核(SCN:Suprachiasmatic Nucleus)
👉 視交叉のすぐ上にある小さな司令塔。
👉 体内時計(サーカディアンリズム)をコントロールする中枢。
👉 「朝になったよ」「夜だよ」って全身に指令を出す。
✅ ⑤ 視索 → 視覚野(Visual cortex)
👉 残りの視覚情報はさらに後ろの脳(後頭葉)に届いて、
👉 「見えている」映像として処理される。
✨ 光は体内時計を調整して、
私たちの睡眠・覚醒リズムやホルモン分泌にまで影響しています🌱
② 脳が担う「眠りのスイッチ役」
夜になると、脳内で「セロトニン」が「メラトニン」に変わり、体が眠りモードに入ります。
このスイッチを操作しているのが、脳内時計の司令塔「視交叉上核(SCN)」。
朝の太陽光がこのリズムをリセットし、夜になるとメラトニン分泌の準備が整います。
ただし、その材料となる「セロトニン」が不足していると、夜の眠りが浅くなる原因になります。
③ 腸が担う「眠りの土台づくり」
セロトニンの材料は、日中の腸でしっかり作られます。
腸では、食べ物からアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を吸収し、
それを材料にセロトニンが合成されます。
特に大事なのが、必須アミノ酸「トリプトファン」。
私のサロンでは、【ごはんと味噌汁】をおすすめしています。
この組み合わせはアミノ酸スコア100となり、
バランスよく必須アミノ酸を補える理想的な食事です。
さらに、腸内環境が整っていると、
腸内細菌がが産生するトリプトファン代謝物やビタミンが、
睡眠ホルモン「メラトニン」合成を陰で支えてくれます。
⑦で詳しく解説します。
④ スムーズな消化吸収には「腸管の血流」が不可欠
ここで意外と見落とされがちなのが、「腸の血流」です。
食べたものをきちんと消化吸収するには、
腸管に十分な酸素と栄養が供給されることが必要です。
それらを運んでくるのが血管を通ってやって来る血液です。
血流が滞っていると…
・消化不良
・栄養不足
・ガスや便秘
・必要な栄養が体に届かない
この結果、日中にしっかり「睡眠ホルモンの材料」が作れなくなります。
⑤ 【夜は「内臓を休ませる時間」】
夜遅くに食べ過ぎたり、寝る直前に食事をとってしまうと、
睡眠中も胃腸がフル稼働で働かなくてはいけません。
その結果…
・内臓修復が不十分
・デトックス不足メンテナンスの遅れ
・浅い睡眠
になりやすいです。
私のサロンのお客様の中には、
「17:00以降食べない」
「18:00以降は軽めに」
など、それぞれ自分のペースで夜の食事を工夫されている方が多いです。
この実践を続けている方は、月に一度ご来店いただくたびに、体の変化がはっきり表れています。
夜は消化活動を止め、内臓を休ませることが、睡眠の質向上につながります。
⑥ 【腸もみ整体でできるサポート】
私のサロンで行っている「腸もみ整体」では、
・腸管周囲の血流改善
・副交感神経のスイッチONサポート
・内臓のしなやかさ回復 などを通して、
「消化吸収力アップ」や「睡眠の土台づくり」をサポートしています。
特に「腸管の血流」については、
腸もみの分野だからこそ直接アプローチできる部分です。
また、次のような方は特に腸管を整えることをおすすめしています。
・腸管の硬さが深いところにある方
・腸管が下がっている方
・おへそ周りが硬い方
・お腹の両端下部あたりが硬い方
・筋肉の張りがなく、ふにゃふにゃした感じの方
・下剤を長く使われている方
・加齢により腸の動きや感覚をあきらめている方
こうした状態は、腸管の動きや血流が悪くなっていることが多いため、
腸もみ整体で丁寧にほぐし、整えることがとても効果的です。
お腹の硬さや腸の滞りに気づいていない方も多いですが、
内側のリズムが整うことで、睡眠の深さや体調が変わる方がたくさんいらっしゃいます。
⑦【腸内細菌がつくる「睡眠に役立つ物質」】
さらに、腸内環境が整っていると、
腸内細菌がトリプトファンを代謝して「インドール類」という物質を作り出します。
これらは腸のバリア機能を守り、免疫バランスを整える働きがあります。
また、腸内細菌はビタミンB群(特にB6)も作り出しており、
このビタミンB6は「トリプトファン→セロトニン」に変換する際に必須の補酵素です。
つまり、腸内環境が良いと、
「セロトニンが作られやすい土台」が整うということ。
【補足:トリプトファンと腸内細菌の代謝】
トリプトファンは、私たちが食事から摂取する必須アミノ酸の一つです。
通常は小腸で吸収され、体内で「セロトニン」「メラトニン」の材料になります。
ただ、消化不良や吸収力の低下などがあると、
一部のトリプトファンが大腸まで届き、腸内細菌により「インドール類」に代謝されます。
簡単に言うと、、
腸内細菌もトリプトファンというアミノ酸を食べます。
そして消化吸収し排泄します。それがインドール類という物質。
これら腸内細菌由来の代謝物(インドール類)は、
腸のバリア機能や免疫調整に役立ち、結果的に体の回復力や睡眠リズムにも間接的にプラスになります。
【まとめ ~3つの視点がカギ~】
「なぜ眠れないのか?」
その答えはひとつではありません。
7つのポイントは3つの視点から構成されています。
睡眠に必要なのは、「光」、「腸内細菌」、「腸管の血流」、この3つの視点。
朝の光で体内時計をリセットし、
腸内細菌が作り出す栄養素で材料を整え、
そして何より、腸管の血流がスムーズであること。
特に、「腸管の血流」に関しては、私たち腸もみ整体の分野で直接サポートできる部分です。
睡眠は意識して深めたり、浅くしたりできるものではありませんが、
日々の体づくり次第で、自然に眠れる体には変わっていきます。
朝から昼、そして夜の過ごし方…
そして「腸内環境」と「血流」も、ぜひ意識してみてくださいね。
腸を整えて、脳がしっかり眠れる体づくりをサポートしていきましょう。
📝参考文献・論文
Reppert SM, Weaver DR (2002)
「哺乳類の体内時計はどうやって全身のリズムを作っているのか?」という総まとめ論文。
👉 SCNの役割がコンパクトにわかる。Klein DC, Moore RY, Reppert SM (1991)
視交叉上核(SCN)に特化した名著。
👉 「SCNってそもそも何?」を知りたい人向けの教科書レベル。Hastings MH, Reddy AB, Maywood ES (2003)
脳のSCNから全身の臓器まで、どう体内時計がつながっているかを紹介。
👉 「SCN→ホルモンや自律神経→全身」みたいな流れが学べる。Gooley JJ, Lu J, Chou TC, Scammell TE, Saper CB (2001)
「網膜からSCNへの光情報ルートってどんな神経回路?」がテーマ。
👉 メラノプシンという特殊な光受容細胞の役割についても。Mistlberger RE, Skene DJ (2005)
「光だけじゃないよ!社会的刺激(会話・食事・行動パターン)も体内時計に影響してるよ」という論文。
👉 ライフスタイルが体内時計にどう影響するかがわかる。
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