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お客様の体験から生理痛、生理不順の原因を考える記事です。
文字数が多いので数回に分けて投稿しようと思います。

📚 目次
1.🌸 はじめに ～お客様の体験から
2.🔍 生理痛・生理不順の「原因」は？
3.🧪 「プロスタグランジン」って何？
4.🧬 原因追求①：エストロゲン過剰
5.🍽 原因追求②：消化不良と腸の硬さ
6.🌿 まとめ：腸から変える、ホルモンと免疫のバランス
7.📖 補足：参考文献・リンク一覧（※必要に応じて）

1.🌸 はじめに ～お客様の体験から～
生理痛や生理不順──原因はさまざま。
今回は乳製品をやめて腸もみ整体を受けることで、
劇的に生理痛や生理不順を有意に改善した方を紹介し、そのプロセスを探求していきたいと思います。

【事例①】救急搬送されるほどの生理痛が、ヨーグルトをやめたら激変

救急車で運ばれるほどの激しい生理痛に悩んでいた方が、
毎朝食べていたヨーグルトをやめ、たった1回の腸もみ整体で痛みが改善しました。

普段から和食中心で、食事にはとても気をつけていた方でしたが、
「乳製品が生理痛の原因のひとつだった」ことに、ご本人も驚かれていました。

実はこのようなご相談、決して珍しいことではありません。
「まさかヨーグルトが原因だったなんて」と驚かれる方は、これまでも何人もいらっしゃいました。

【事例②】毎日生理痛に悩んだ女性が「牛乳→オーツミルク」で周期安定

月に2回も生理が来て、ほぼ毎日生理痛に悩まされていた方。
この方は毎日牛乳を飲む習慣がありました。

そこで牛乳をオーツミルクに変更し、腸もみ整体をスタート。
すると生理の周期が安定し、痛みもほぼゼロになりました。

2.🔍 生理痛・生理不順の「原因」は？
では、なぜ乳製品を摂ると、生理痛や生理不順が起こりやすくなるのでしょうか？
牛乳はミネラルやビタミン、たんぱく質を手軽に摂れる飲み物として人気がありますし、
カフェラテなどでも日常的に使われています。
また、ヨーグルトは乳酸菌やビフィズス菌を摂取できる健康食品として、良いものだと思っている方も多いかもしれません。

生理痛や生理不順の原因のひとつとして、プロスタグランジンの過剰分泌が挙げられます。
そして、乳製品はこのプロスタグランジンを増加させる要因を複数含んでいると考えられます。
乳製品が体に与える影響をいくつかの視点から見ていくと、次のようなメカニズムが浮かび上がってきます。

①牛乳に含まれるホルモンの影響
牛乳には微量ながらエストロゲン様ホルモンが含まれており、継続的に摂取することで体内のホルモンバランスに影響を与える可能性があります。これがエストロゲン優位の状態を作り、プロスタグランジンの分泌量をさらに増加させる要因となります。

②乳糖未消化による小腸の硬直
乳糖をうまく消化できないと、小腸で未消化のまま残り、異常発酵やガス発生を起こします。これが小腸の動きを鈍らせ、腸管が硬くなることで以下のような問題が起こります。
・炎症体質の助長 → プロスタグランジンの過剰な産生
・共通粘膜免疫系の乱れ → 子宮や膣の粘膜の防御機能が弱まり、外敵（ウイルスや細菌）に対して無防備に
・誘導型制御性T細胞（pTreg / iTreg）の産生低下 → 免疫の「ブレーキ」不能→炎症体質→炎症性物質（プロスタグランジンなど）が増加

🔸要約

乳製品は、
・ホルモンバランスの乱れ（エストロゲン優位）
・腸内の消化不良と免疫バランスの崩れ

という2つの経路からプロスタグランジンの過剰産生を引き起こし、
生理痛・生理不順・子宮の炎症といった婦人科系トラブルのリスクを高める可能性があります。

次回、、、
3.🧪 「プロスタグランジン」って何？
～生理痛・生理不順のカギを握る物質～