小腸上皮細胞(絨毛)を動かすには何を食べればいいの?
前回の続きです。
これから何回かに分けて、
小腸と大腸の上皮細胞のエネルギー循環として、
口から入った食べ物が身体の中で上皮細胞にエネルギーとして使われ、
そして排泄されていく過程を見ていきたいと思います。
まず小腸の上皮細胞(絨毛)ですが、 主なエネルギー源はグルタミンです。
小腸の上皮細胞は、体の中でも 修復・再生のスピードが非常に速い細胞です。
食事や消化液、腸内環境の影響を常に受けながら、 短い周期で入れ替わり続けています。
2~5日でターンオーバーが少しずつ迅速に行われます。
その「速さ」に対応できるエネルギー源として、 選ばれているのがグルタミンです。
その材料となるのがグルタミン酸です。
グルタミン酸は、
食事由来のたんぱく質であり、体内でも生成できます。
グルタミン酸はいろいろな食品に含まれているため、比較的摂取しやすいアミノ酸です。
その中でも、私がおすすめしているのがだし汁です。
だし汁に含まれるグルタミン酸は、すでにアミノ酸という最小単位で存在しており、
たんぱく質を分解する工程をほとんど必要としません。
そのため、肉類などのたんぱく質食品と比べて、
消化のプロセスを簡略化した形で小腸に届きやすいという特徴があります。
このような理由から、だし汁は、
消化機能が低下している状態でも負担になりにくく、
小腸上皮細胞の修復・再生に使われるエネルギーとして、早い段階で動員されやすいです。
では、だし汁以外の食材についても見ていきたいと思います。
ちなみに、グルタミン酸は「うま味成分」としてもよく知られています。
実は、私たちが「おいしい」と感じる感覚の背景には、
身体にとって使いやすいアミノ酸が含まれているという側面があります。
🥇 グルタミン酸が非常に多い食材(うま味の正体)
🟢 昆布類(突出して多い)
真昆布、利尻昆布、羅臼昆布
👉 乾燥昆布は、グルタミン酸含有量が群を抜いています。
※だしにすると水溶性で非常に吸収されやすい形になります。
🥈 発酵・熟成食品
🟢 発酵調味料
醤油、味噌、魚醤(しょっつる、ナンプラーなど)
🟢 発酵食品
納豆、キムチ、漬物(ぬか漬けなど)
👉 発酵により、たんぱく質が分解され遊離グルタミン酸として存在します。
🥉 たんぱく質食品(分解されると供給源に)
🟢 動物性
チーズ(特にパルミジャーノ・レッジャーノ)
肉類(牛・豚・鶏)
魚介類(いわし、かつお、あじ)
🟢 植物性
大豆・大豆製品(豆腐・油揚げ)
豆類全般
※これらは「グルタミン酸を含むたんぱく質」が多く、
消化・分解過程でグルタミン酸として使われます。
🍅 野菜・植物性で比較的多いもの
トマト(特に完熟・ドライトマト)、アスパラガス
白菜、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも
👉 加熱・熟成でうま味(遊離グルタミン酸)が増えます。
🌾 穀類・その他
米、小麦、玄米
※量は多くありませんが、日常摂取としては無視できません。
こうして見ていくと、グルタミン酸を摂取するために
「特別な食品」を用意する必要はなく、
毎日の食事の中にすでに用意されているものばかりだということがわかります。
では、次の章では――
それらのグルタミン酸が、
体の中をどのように循環し、
なぜ小腸の細胞で優先的に使われ、
そしてどのように代謝・排泄されていくのか。
その流れを、順を追って見ていきたいと思います。
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