腸もみ専門サロン【腸元氣堂】のブログへようこそ。
腸活には「腸もみ整体」がおすすめ。
東京（銀座・綾瀬・中延・駒場東大前）と、つくばエリア（ひたち野うしく駅近く）でサロンを展開中。
腸内環境を整えたい方、便秘・冷え・むくみにお悩みの方に寄り添う施術を提供しています。

【最近、便秘の子どもが増えている？】

私のサロンでは大人だけでなく、お子さんの便秘についてご相談をいただくこともあります。
「うちの子、3日出てなくて…」という声、意外と多いんです。

便秘は大人の問題と思われがちですが、実は子どもにも便秘は増えてます。
その原因の一つに「食生活」にあると感じています。

【だし汁を飲ませてみたら…？】

私のサロンでは、腸の調子を整える方法のひとつとして、毎朝の「だし汁」習慣をおすすめしています。
すると、あるお客様からこんな嬉しい報告を頂きました。
「便秘だった3歳の子が、だし汁を飲み始めたその日に、1日4回も出ました！」

これは極端な例かもしれませんが、
お子さんの腸はとても繊細で、ちょっとしたことで大きく変わることがあります。

【子供の腸は変化しやすい】

実は赤ちゃんは、生まれたときはお腹の中で無菌状態。
産道を通ってくるときに、お母さんの菌に触れることで、腸内に初めて細菌が入ります。
帝王切開の場合は皮膚の常在菌が入るため、出産方法で腸内細菌の出発点は変わるといわれています。

でもご安心ください。
ある研究では、生後6か月ごろには出産方法による腸内細菌の差はほぼなくなるとも言われています。
そして3歳くらいになると、成人に近い腸内環境ができあがっていきます。

つまり、生まれてからの環境や食生活で、腸内細菌は育てていけるということ！

【食べものと腸の関係】

腸の健康を考えるとき、「便通のすっきり感」はとても重要なサインです。
これは腸内の善玉菌がつくり出す短鎖脂肪酸という物質が関わっています。

短鎖脂肪酸は腸の動きを助けたり、腸管を保護する粘膜を作るエネルギーにもなります。
特にビフィズス菌や酪酸菌といった善玉菌がしっかり働いていると、自然に便通も良くなります。

【便秘改善は、まず「ママの一杯」から】

便秘が気になる子どもたちの変化は、食事を用意するママの一歩から始まります。
無理に食事を変えなくても、毎朝のだし汁一杯からで大丈夫。

子どもは成長が早く、お腹の中の菌たちも日々変化しています。
だからこそ、子ども時代の食生活が腸の土台を作る大切な時期なんです。

「うちの子も…」と思ったら、
まずはシンプルにだし汁生活を始めてみませんか？
もちろん、便秘にお悩みの大人の方もご相談にのります。

腸もみと食事改善で、毎日をもっと軽やかに♪
子どもの笑顔と、すっきりとした快便生活。

その始まりは、ママのやさしい一杯かもしれません。

🔖【参考文献・情報出典】の例

1. 出産方法と腸内細菌の関連（本文中で紹介されていたもの）
   『実験医学 2020年11月号 Vol.38 No.17 特集：腸内細菌叢生態学』
   羊土社／「腸内細菌叢を変動させる因子」より要約
   ISBN: 9784758125400
   → 経腟分娩と帝王切開による腸内細菌叢の違い、生後6ヶ月での差異の解消に関する言及あり。

2. 腸内細菌と子どもの発達・食生活の関連
   厚生労働省「乳児栄養に関する実態調査報告書」（令和元年度）
   https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10715.html
   → 乳児期の栄養と腸内環境の変化に関する記述あり。

東京大学先端科学技術研究センター 関根道和准教授（腸内細菌研究）
一般向け講演・解説記事などにて、ビフィズス菌の役割・短鎖脂肪酸の影響を解説
→ 書籍例：『あなたの体は9割が細菌』（講談社）なども関連資料として紹介可能。

3. 子どもの便秘と生活習慣
   日本小児科学会「小児便秘症診療ガイドライン2023」
   https://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=173
   → 小児の便秘の増加傾向や食事との関係、治療方針について明記。