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大腸上皮細胞のエネルギーは酪酸

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大腸上皮細胞の主要なエネルギー源は酪酸です。
この酪酸は、一般に「酪酸菌」と呼ばれる腸内細菌によって産生されますが、
実際には1種類の菌ではありません。

研究の世界では、
酪酸産生菌群(butyrate-producing bacteria)
という“グループ概念”で扱われています。

これは、特定の1菌種を指す言葉ではなく、
酪酸を産生できる複数の属・種をまとめた総称です。

酪酸産生菌が「何種類」と言い切れない理由はシンプルで、
種(species)レベルでは数十種類以上存在すること、
自ら直接酪酸を作る菌と、
他の菌が作った代謝産物(乳酸など)を受け取って酪酸を作る菌がいること。
このように、腸内では菌同士が代謝を受け渡しながら“協力プレー”で酪酸を生み出してます。

そのため論文でも、
「butyrate-producing bacteria(酪酸産生菌群)」という形で記載されます。

ヒト腸内で特に重要とされる代表的な酪酸産生菌には、
Faecalibacterium prausnitzii(強い抗炎症作用)
Eubacterium属(食物繊維から効率的に酪酸を産生)
Roseburia属(レジスタントスターチを利用)
Anaerostipes属(乳酸を材料に酪酸を合成)
Butyricicoccus属(腸粘膜の修復と関連)
などが含まれます。

つまり――
酪酸は「たった1種類の酪酸菌」が作っているのではなく、
数十種類以上の腸内細菌が、代謝をつなぎ合いながら、大腸のエネルギー供給を支えている。
これが、現在の腸内細菌研究の共通理解です。

私たちがよく知るところの
ビフィズス菌や乳酸菌は、基本的に「酪酸を直接つくる菌」ではありません。
彼らが主に産生するのは、酢酸と乳酸です。

では、ビフィズス菌は酪酸と無関係なのでしょうか。
――いいえ、むしろとても重要な存在です。

ここが大切なポイントです。
酪酸は、ひとつの菌が単独でつくるものではなく、「チームプレー」で生まれます。

ビフィズス菌は、食物繊維やオリゴ糖を分解し、酢酸や乳酸を産生します。
さらに腸内環境をやや酸性寄りに整え、他の有用菌が働きやすい「場」をつくります。

そして、その酢酸や乳酸を材料として、
Anaerostipes、Eubacterium、
Faecalibacterium などの酪酸産生菌が、酪酸をつくり出します。

このように、ある菌がつくった代謝産物を、別の菌が受け取って利用する仕組みを
「クロスフィーディング(代謝の受け渡し)」と呼びます。

つまり、
ビフィズス菌そのものは酪酸をつくる菌ではありません。
けれど、ビフィズス菌がつくる「酢酸」や「乳酸」は、
酪酸を生み出すために欠かせない材料ということです。
さらに、土台を整え、材料を供給し、場をつくる存在でもあり、
酪酸の産生に深く関わっています。

~酪酸菌が直接利用する主な「餌」~
酪酸菌群はビフィズス菌や乳酸菌が作り出す酢酸や乳酸も食しますが、
私たちの食べ物の中からも食します。

● 食物繊維
イヌリン、ペクチン、βグルカン、
レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)
👉 大腸に届いて、酪酸菌が発酵 → 酪酸を産生

● オリゴ糖
フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖など
👉 これも酪酸菌の基質になります。

つまり、酪酸菌は「食物繊維そのもの」も使うし、
他の菌が作った“酢酸・乳酸”を材料にして酪酸を作ることもあるということです。

最後に、
酪酸菌が産生した「酪酸」は、どのような経路をたどって大腸のエネルギーになるのでしょうか。

大腸上皮細胞は、まさに「地産地消」の達人です。
大腸の壁をつくる腸管上皮細胞は、非常に特殊な性質を持っています。
腸内で酪酸菌がつくり出した酪酸を、
その場で、最優先に自分たちのエネルギーとして使うのです(ここが重要なポイントです)。
研究によると、大腸で産生された酪酸の約70〜90%が、
この大腸上皮細胞自身によって消費されるとされています。

まさに「地産地消」です。

そして、余った分が門脈を通って肝臓へ
大腸上皮細胞で使いきれなかった残りの酪酸(全体の約10〜30%)は、
大腸の壁を通り抜けて血管に入り、門脈という太い静脈を通って肝臓へと運ばれます。
肝臓に届いた酪酸は、ここでもエネルギー源として使われたり、
ケトン体などの物質の材料になったりします。
さらに、肝臓でも使い切れなかったごく少量の酪酸が、心臓を経て全身の血液循環に乗ります。
それらは、免疫細胞の調整、脳の働きのサポート、脂肪蓄積の抑制など、全身でさまざまな健康効果を発揮すると考えられています。

なぜ「地産地消」が重要なのでしょうか
もし、大腸の細胞が「血液が一周して戻ってくるのを待って」エネルギーを受け取っていたとしたら、
それは非常に非効率です。まず大腸が最優先。
腸内細菌が作った酪酸は、まず大腸の細胞が“自分のごはん”としてその場でたっぷり使います。

その結果、腸のバリア機能が維持され、
粘膜が健やかに保たれ、炎症や有害物質の侵入を防ぐ力が支えられます。

大腸は、外から届く栄養を待つのではなく、
「自分の内側で生まれたエネルギーを、自分で使う」という、極めて合理的な仕組みを持っているのです。

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