腸活には腸もみ整体がおすすめです。
東京3店舗、つくばで１店舗で展開中のサロン、
腸元氣堂です。


先日『運動脳』(アンデシュ・ハンセン著・サンマーク出版)を読んで非常に面白かったので、
普段の施術や日常生活の見直しにも参考にさせてもらっています。
まずは目次を上げておくので参考になればと思います。

はじめに
第1章 現代人はほとんど原始人
第2章 100兆もの「脳内連携」をフル稼働させる
　運動でストレス物質「コルチゾール」をコントロールする
　世界のストレス研究がこぞって「運動の効果」を発見中
　敵になるストレス味方になるストレス
　賢くストレス・不安を解消する
第3章 「集中力」を取り戻せ！
　思考を一点に絞る「フォーカス・メカニズム」
　集中物質「ドーパミン」を総動員する
　「注意散漫」の最新サイエンス 
　自分をコントロールして最後までやり抜く
第4章 うつ・モチベーションの科学
　最強の脳物質「BDNF」を分泌する
　「ランナーズハイ」は実在する
第5章 「記憶力」を極限まで高める
　脳細胞の復活劇
第6章 頭の中から「アイディア」を取り出す
　アイディアが歩き出す
　「創造の発信源」を突き止め刺激する
第7章 「学力」を伸ばす
　IQを高める
第8章 健康脳
　健康な頭脳が「健康寿命」を長くする
　もっとも動く祖先が生き残った
　脱・スマホ脳のプラン
　科学が示す「現時点で最新の結論」
第10章 運動脳マニュアル
　おわりに

私がこの本を通して感じたことは
筋トレよりもウォーキング、ウォーキングよりもランニングと、
心拍数が上がる運動、有酸素運動が脳に良い影響を与えている、ということでした。
ストレスや不安解消、うつ病からの落ち着き、集中力や記憶力のアップ、アディア創出などを
いろいろな種類の運動で研究調査した論文を紹介されていました。

あと、私は運動を考える時、
もう一つ大事だなと感じていることがあります。
それは重力に対して全身満遍なく身体を動かすことです。
筋トレよりウォーキングの方が全身満遍なく動かせて、
さらにウオーキングよりランニングの方が、可動域が大きく動かせています。

ただ重力に対して筋肉は満遍なく均等に使われているかと考えると
ウォーキングやランニングでは偏りが起こる人は多いのではないかと感じています。
靴底の減り方が均等で無いとか、右肩がコリやすいとか左膝に違和感があったりとかは
重力に対して筋肉が満遍なく対応できていないから起こるのではないかと思います。


私のサロンには中高年の方や高年層の方もいらっしゃっています。
95歳の高齢でウォーキングが趣味でいつもサロンにも5分ぐらいの徒歩圏内ですが歩いて来られます。
脳が元氣な方で長年のウォーキングの成果かなと感じますが、左ひざに痛みがあります。
この方は2週に一度の整体と、
自宅で振動マシンを使って脚の内側と外側の筋肉を満遍なく使って血液も満遍なく循環するようにしてもらっています。
痛みはまだ消えないですが足首の関節や足の小指側の稼働が有意に機能的になってきてることを感じます。

またサロンに通われている方で腰のためにウォーキングを始めて
歩き方が外側に偏っていたので膝が痛くなった方がいました。
この方は整体でバランスを整えたのちに
普段のウォーキングに
足の小指から稼働が起こるシューズに変えてもらうことで
膝の痛みが無くなり、
腰椎の稼働も安定してきて腰が疲れにくくなって来られました。
脚の小指から稼働を起こすことで踝(くるぶし)に運動が起こりやすくなり
内側と外側の運動が連動して起こるようになります。
運動が起こると血液が通う様になります。
そうなると筋肉の硬直が起こりにくくなり、
膝や腰が安定してきます。

さて、
運動ってなんだろうと考える時、
『運動脳』で示されている有酸素運動と
もう一つは
満遍なくバランス良く筋肉を使ってあげることなのではないかと思います。