初乳が濃い理由を考えてみた

恒常性機能とは、 身体を常に一定に保つために はたらく生理現象。 身体に通常以外の症状が現れた時、 発熱、下痢などで 特に目立って現れるが、 普段の生活の中でも常に働いている。 爪が伸びたり、髪の毛が伸びたり、 汗をかいたり、目やにが出たり、 呼吸をしたり、排尿したり、 排便したり、など。 日頃から身体を 常に一定に保つためにはたらく機能のことを 恒常性機能という。
さて、初乳は何に対して 恒常性機能を発揮しているのだろうか? 考えられることとして、3つ挙げてみた。 1.妊娠時の母体の疲労から。 毎回、自分の分と 胎盤を通して赤ちゃんの 消化、吸収、排泄、成長、修復などを 行っていることによる エネルギー消費のストレス。 2.出産時の痛みや体力的ストレスから。 交通事故に会った人の血液を調べると 一瞬にして成長ホルモンが 異常なほどアップするらしい。 身体が危機を感じると、 修復しようとして成長ホルモンがたくさん出る。 加圧トレーニングも腕にベルトを巻き、 酸欠状態をわざと作り出し、 脳を騙して、 成長ホルモンの分泌を促す。 すると、筋肉が出来やすくなる。 出産は これらに近い非日常的ところがあると思う。 その反動で、 血中にたくさんの抗体や栄養が 湧き出るのだろう。 身体を守るために。 そして、濃い血液が出来上がる。 3.どちらも 妊娠から出産までをトータルで 母体では非日常的なことが行われています。 なのでどちらも 恒常性機能の発動には 欠かせない要素なのだと思う。 こうして 恒常性機能により濃くなった血液が 母乳になります。 母乳は血液から出来てます。 血が濃くなれば、母乳も濃くなります。 妊娠、出産は 母体にとって一大事。 恒常性機能がしっかりはたらくように 気をつけたいものです。^_^
(某大学病院のお客様との会話をまとめてみました。)