腸もみ専門サロン【腸元氣堂】のブログへようこそ。
腸活には「腸もみ整体」がおすすめ。
東京（銀座・綾瀬・中延・駒場東大前）と、つくばエリア（ひたち野うしく駅近く）でサロンを展開中です。
腸内環境を整えたい方、便秘・冷え・むくみにお悩みの方に寄り添う施術を提供しています。

【全身運動について】
「全身運動」と聞くと、ランニングやウォーキング、
あるいは上半身・下半身を鍛える筋トレを思い浮かべる方が多いかもしれません。

でも、もし“健康のための運動”を考えるのであれば、
腸管の運動も全身運動の一部として意識してみてはいかがでしょうか？

実は、腹筋運動をしても腸はあまり動きません。
腸の運動には、もっと別のアプローチが必要です。

【腸管に運動させるには？】
腸管は自分の意思で動かすことができません。
腕立て伏せや腹筋のように「意識して動かす」ことはできず、自律神経によってコントロールされています。
つまり、私たちの日常生活の過ごし方が腸の動きを左右するのです。

まずは、胃や腸を動かすために、胃の消化を促す食事や腸内細菌のエサになる食べ物を意識することが大切です。

次に、しっかりと良質な睡眠をとること。
腸管は副交感神経の働きで動いています。
質の良い睡眠中、身体が休んでいる間に腸は活発に動き、消化吸収よりも
修復やターンオーバー（新陳代謝）を行います。
そして、その働きが朝の排泄につながります。

このため、夜遅くに食べないことで腸がしっかり休まり、
身体の脂肪を燃焼しやすくなり、結果的に痩せやすくなると言われています。


【腸もみも腸管の運動】
食事や睡眠を意識しても、なかなか腸管が動かないという方には、腸もみがおすすめです。
腸もみは、腸管の運動を促すだけでなく、自律神経を整える効果もあります。

腸管も骨格筋と同じように、硬くなることがあります。
動きやすい部分と動きにくい部分があり、腸もみでは特に動きにくい部分にアプローチしていきます。

腸管は一本の長い管です。
そのため、どこかが硬くなると、便やガスの流れが滞ってしまいます。
これが、便秘やお腹のハリの原因になることもあります。

腸管がほぐれてスムーズに動くようになると、便も自然と流れやすくなり、ガスも溜まりにくくなります。


【骨格筋と腸管のつながり】
整体をしていると、お腹が「ぐーぐー」と鳴り出す方がいます。
でも、施術しているのは背中や太ももなどで、お腹には直接触れていません。
それなのに、なぜお腹が鳴るのでしょうか？

これは、骨格筋と腸管のつながりが関係していると考えられます。
おそらく、骨格筋がほぐれる過程でその部位に血流が起こり、エネルギーの再供給が促されます。
そのとき、筋肉がエネルギー不足を感じ、それに呼応して腸が反応し、動き始めるのです。
つまり、身体が内側から「もっと栄養がほしい」とサインを出しているのかもしれません。

これは、日中に交感神経が優位となる「活動モード」のときに起こりやすい反応です。
この時間帯は、食事から得たエネルギーを使って骨格筋を動かすために、胃腸の消化吸収機能も活発になります。

一方、夜間や睡眠中は副交感神経が優位となり、身体は体脂肪をエネルギー源として使おうとします。
つまり、昼は「食べて動く」ために腸が働き、夜は「修復とターンオーバー」ために蓄えていた脂肪が燃焼される――
そんな自律的な切り替えが、私たちの身体では自然と行われているのです。


【あらためて全身運動とは】
健康のための全身運動といえば、ランニングや筋トレを思い浮かべるかもしれません。
でも実は、胃腸のはたらきも「内側の運動」として大切にしたいポイントです。
体の外側だけでなく、内臓の動きも意識してみることをおすすめします。